物流ソリューショングループ在庫班 スタッフ
前社で倉庫作業の経験は積んだが、ノジマに来て
作業と仕事の違い、仕事の楽しさを初めて知った。
環境が人を変えることを髙橋は身をもって感じている。
物流ソリューショングループ 在庫班 スタッフ
2021 年入社
他社物流センターでのアルバイトを経験後、2021年12月に契約社員としてノジマに入社。在庫班のスタッフとして物流商品センターに勤務する。仕事をする上でのモットーは「向上心溢れる行動と笑顔」。現在の目標は、センター内の他班の仕事も覚え、「応援要請」に応えられるよう備えること。
高校卒業後、アニメの関連グッズや書籍を扱う物流センターで、軽作業のアルバイトを4年経験。新型コロナウイルスの影響で、作業量とともに収入が激減したことから、固定給で働きたい。もっと挑戦できる環境に身を置きたいとノジマに入社した髙橋勇人。
「前職で取得していたフォークリフトの免許が活かせること。年齢や社歴を問わず、意見ができることにも魅力を感じノジマに入社しました。前職ではアルバイトが何を言っても、耳を貸してもらえない環境だったからです」。
巨大な商品倉庫でフォークリフトを操り商品をピックし、配送トラックへの積み上げまでをサポートする。仕事が済むと、今日のKPI(業績評価指標)をPC入力。作業スピードや効率性、正確性が数値化されるKPIは、髙橋の負けず嫌いな性格に合っていた。
「昨日より今日の数値アップを目指して、最初は何がどこに置いてあるのかを把握することに努めました。作業後も倉庫に残り、別の人が担当した作業済みの商品リストを手にフォークリフトを走らせ、商品ピックのシミュレーションを重ねました。商品が置いてある場所を把握してからは、どういう順番でピックすると効率がいいかの検証も」。
しかし、もっとスピーディーにという気持ちが先走って、商品の扱いが雑になり、大型商品を破損してしまったことがあった。しかも、自分のしでかしたことの重大さと怖さから、上司への報告が1時間、2時間と遅れた。
「上司からは、商品を破損したことではなく、報告が遅れたことを叱られハッとしました。上司は常にスタッフの仕事を温かく見守り、それを言葉にしてくれます。褒めるところは褒め、叱るところは叱る。しかも、なぜそれが悪いことなのか。同じ失敗を繰り返さないためにはどうすればいいのか、ということまで一緒に考えてくれます。私のことを人として尊重し、成長を疑わずに見守ってくださる上司のおかげで、人間愛を知りました」。
上司の優しいまなざしに励まされ、その後は事故を起こすこともなく、入社から3ヶ月でKPI指標は上位陣に肩を並べた。そして、入社から約8カ月後に迎えた初めての繁忙期では、入社当初の10倍にあたるKPI指標を達成。1日でも早く会社に貢献したいと自らに課していた目標を到達した瞬間でもあった。上司からも先輩からも「よく乗り越えた」と賞賛された。
新人の意見を積極的に採用するノジマに入社してから、作業ではなく仕事の楽しさにも気づけた。
「商品をピックしやすくするためのアイデア出しは、班内で常に行っています。それでも新人の私がパッと思いついたアイデアが即採用、共有され、翌日から実践されたときは、会社のフットワークの軽さと柔軟性の高さに驚きました」。
髙橋のアイデアが採用され定番化したのは、閑散期の商品ダンボールの開梱だ。
「ピック効率を上げるため、手が空いているときに、なるべく多くのダンボールを開梱し、ピックしやすいようにしておきます。
上司をはじめ周りの方たちの仕事に対する姿勢や行動力に影響され、自分もただ作業するだけでなく、常にどうすればもっと良くなるかを考えて仕事ができるようになりました。たった1年前のことなのに、前職の自分を子どもと感じるほど、大人になれたような気がしています」。
お客様の目に触れることはない物流商品センターだが、5S(整理・整頓・清掃・清潔・習慣)を徹底し、庫内はいつも整然と片づいている。お客様の大切な商品を保管する場所だからだ。誰のための仕事かを忘れないノジマのマインドが好きだと言う髙橋。さらなる成長に挑むため、向上心溢れる笑顔を輝かせながら「次はリーダーに挑戦したい」と語った。