鎌倉店季節AV部門 スタッフ
「リーダーになりたい」と公言することで
周囲を巻き込み、自らに負荷をかけながら成長する林。
取りに行く姿勢を崩さない、有言実行ぶりに迫る。
ノジマ イオンスタイル湘南茅ヶ崎店 季節AV部門 スタッフ
2020 年入社
学生時代、ノジマで受けた親身な接客が忘れられず、2020年12月に入社。鎌倉店 季節AV部門 スタッフを経て、2022年8月よりイオンスタイル湘南茅ヶ崎店 季節AV部門 リーダーに着任。「誰が正しいかより、何が正しいか」を尊重するノジマの社風が好き。
林 侑斗は有言実行の人だ。公言することで自らを律し、同時に周囲からの助言や協力を仰ぎやすい状況をつくる。「リーダーになりたいです！」とエリア長に告げたときもそうだ。
「希望を伝えた上で、リーダーになるために自分に足りないものを聞くと、リーダーに選ばれるのにふさわしい人財としてもっと目立つこと。リーダーになったつもりで仕事をすることの2つをアドバイスいただきました。
まず、目立つことの一環として新型商品を買っていただくことに励みました。新型商品は値引きができないため、新旧の比較など高いコンサルティング力を要します。新型商品の販買に成功したスタッフは、そのプロセスをエリアのチャットで共有する決まりがあり、わかりやすく目立てると思いました。また、リーダーになったつもりで動くためには、仲間の協力も必要と感じ、店長をはじめ現リーダー、スタッフにも『リーダーになりたい』と公言。間違ったやり方をしていたら教えて欲しいと協力を仰ぎました」。
もともと販買には自信があったが、持ち前のセンスだけでは続かないと、同じ店舗で働くエースコンサルタントに「弟子入りさせください」と懇願。すると、喜んで肩を貸してくれた。また、各メーカーの営業に、商品の良さをどのように伝えれば一番伝わるかの相談もした。
休日には競合他社を訪れて接客を受けたり、さまざまな媒体で発信されている家電特集には必ず目を止める。「もうほとんど趣味みたいなものです」と謙遜するが、平日・休日を問わず成長する努力を厭わない。
「社員専用の動画サイト『ノジマ学』にも各店のエースコンサルタントのアプローチ手法が共有されていますし、書籍やインターネット動画では、業界を問わず、販売のプロが手の内を明かしています。
学んでいると共通する部分も多いことがわかります。例えば、お客様へのファーストコンタクトで『何かお探しですか？』など、イエス・ノーで答えられる質問をしないとか。受け身では何も得られませんが、自分から取りに行こうと思えば、いくらでも成長できる機会に溢れています」。
有言実行でリーダーになった林は今『率先販買』に力を注いでいる。自らが率先してお客様に喜ばれることで、スタッフの手本となる育成手法だ。また、スタッフの接客にも目を光らせ、振り返りでよかった部分を認める。時間があるときには、商品前で接客のロープレをしながら振り返ることも。忙しいときは、自分の接客の後ろについてもらい、実際に見て盗んでもらう。
「これまで自分のためにまとめていた商品知識や販買プロセスをスタッフに共有することで育成に活かしています。グループチャットで共有すると、誰に発信しているのかわかりづらいので、個別チャットで共有することが多いです。販買と違って育成の成果はわかりづらいものですが、受け身だったスタッフが、休憩時間に『ノジマ学』を見ているのを発見し、自分の働きかけが1つずつ実を結んでいることに感動しました」。
今の目標は、5年以内にトップランクのリーダーになり、旗艦店でリーダーを務めること。今、その旗艦店では、林がリーダーに憧れるきっかけとなった先輩がリーダーを務めている。ランクを上げるためには、現店舗で個人と部門の成績を上げ、今よりも規模の大きな店舗のリーダーに起用される必要がある。
有言実行の林だ。その意向はもう既にエリア長に伝えてある。そして、希望を実現するために、何が足りないのかも聞いていた。
「率先販買はこのまま継続して行い、在庫管理や季節に応じた買い場のレイアウト変更など演出のスピード感を上げること。でないと、スタッフの人数も商品数も多い、規模の大きな店舗に異動したとき、手が回らなくなるとアドバイスいただきました。キャパシティを広げるためにも漏れなく実行していきたいです」。
有言実行。文字にしてしまえば簡単な言葉だが、実際のプレッシャーたるや並大抵のものではない。そのプレッシャーに負けそうになるとき、林は“勝負ネクタイ”を巻いて気合いを入れ直す。青いネクタイが闘っている証だ。